ラグビーW杯

ラグビーのワールドカップが盛り上がっています。
日本代表が活躍して、ラグビーに関心がなかった人たちもテレビで観戦/応援してくれるようになって、ありがたいことです。
(私、ラグビー協会の役員をしとりまして、2019年の日本W杯がポシャってしまわんか気が気じゃないんです)
でもね、「奇跡の大金星!ひょっとすると奇跡が続いて決勝Tへ進めるんじゃね?」と言われるとちょっと不服です。
日本代表は本当に強くなっています。
ここ数年、特にこの4年間は個々のトレーニングや人選だけでなく日本代表を強化する様々な方策が実を結んできつつあり、まさに2019にまで続く進化の途中にあります。
強くなったのだから、善戦したり金星を挙げるのは偶然ではなくて必然だと思うんです。
勝ったことが奇跡なんじゃなくて、たった4年間でこんなに強くなったということが奇跡なんですよ。
桐谷美玲が吉田沙保里に勝つぐらいの奇跡だという例えをした人があるそうですが、桐谷美玲がすごく練習して本当に強くなっていたとすればその努力を讃えるべきでしょう。
ラグビーはほとんど番狂わせがなく実力通りのゲームが展開されます。点が入るか入らないかの機微はありますが、実力で善戦しているかまぐれなのかは見る者が見れば分かるものです。
ラグビー界ではトップ10強がものすごく強くて、日本は次の10チームの中に位置しています。ここから一歩抜け出してベスト8(つまり決勝トーナメント)に食い込むのは本当に大変です。
奇跡を祈るのではなく、実力で勝ち上がる日本代表を応援したいものですね。

↓これはイングランドのW杯ではなくて浜山の球技場です。
W1893-020