睡眠時無呼吸症候群について

今回は真面目に病気の話
何かと話題の睡眠時無呼吸について、ホントのところを書いておきます。呼んで字のごとく眠っている間に呼吸が止まる病気です。じゃ、止まったら何がいけんのか?ってことですよね。解説いたしましょう。
この病気は、深く眠ると 上気道が狭窄する、つまり口の奥のあたりが狭くなって空気が通りにくくなるから起こります。少しだけ狭くて息を吸うたびにガーガー音がするのを「イビキ」と呼ぶことは皆さん知ってますよね。これがもっと狭くなって空気が通れなくなると呼吸が止まります。暫く止まったままだと息苦しくなるのでまた大きな息をする、少しだけ目が覚めかけるけどまた眠る、眠るとまた喉が狭くなって呼吸が止まる...、という繰り返しが夜中続くってことですね。私みたいに肥ったオジさんに多い病気ですが痩せた人もたまにいます。イビキがヒドい人は要注意です。
で、眠っている間に呼吸が止まって死んでしまうんじゃないか..というのはウソ! そんなことはありません。何ヶ月も何年も前から続いているのに今夜だけ止まってしまうことなんかあり得ません。本人じゃなくて奥さんの方が心配で眠れなくなってしまってることがありますけど、無駄な心配です。奥さんは気にせずしっかり眠ってください。
本当に心配なことは、
①眠りが浅くて睡眠不足になって、朝が起きられない、日中に眠い、仕事中に居眠り、クルマで事故るなど。
②毎晩何時間も酸素不足を繰り返すので、何年も放置すると他の病気を誘発する。頭痛、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、など。メタボの原因にもなります。
日々心配なのが①、長期的に困るのが②ですね。
では、イビキがヒドい人、時々呼吸が止まる人はどうしたら良いのか?
まず、検査。これは簡単です。器械を借りて帰って一晩着けて寝るだけです。料金は約3000円でしょうか。2週間ぐらいで結果が出て、病気の程度が分かります。
治療が必要な程度ならば、治療開始しましょう。自宅に治療器を置いて毎晩着けて寝る。月1回の通院で継続できます。料金は月5000円弱ぐらい。もちろん、はらクリで継続可能です。
気になる方は、はらクリで相談しましょう!