聴診器を直しました

近ごろは聴診器を使わない医者が増えてきましたが、呼吸器内科の医者は呼吸音(肺の音)を聴いたりレントゲン写真を見たり、昔ながらの方法で診察を進めます。この商売道具が壊れてしまうと日々の診察ができません。
少し前からちょっと怪しくて「これはU字のバネがヘタってきてもうすぐ折れるな〜」と思ってました。あわてて通販ショップに注文(なんと聴診器屋のネットショップがあります)。昨日の午前に折れて午後に部品が到着!ギリギリでしたわ。
聴診器の値段はピンキリですが、胸に当てる金属の部品が3.5萬円、ゴムの管と耳管が2.5萬円ぐらいですかね。ゴム管と耳管を2本注文して聴診器2個を直したところです。
ゴム管の中はゾウの鼻みたいに2ルートになってました。
そもそも「聴診器」というものは今から約200年前にフランスの医者が考案したそうな。当時は患者の胸に直接に耳をくっつけて聴診していたらしいけど、このお医者さん、ご夫人の胸に耳を当てるのが恥ずかしくて木製の筒を使ってみたのが最初なんだそうです。私はこの大先輩に感謝すべきなのか?要らんことをしてくれたと言うべきか?
以上。
雑学ばなしの際に、また、お医者さんゴッゴをされる際にお役立てください。choushinki